育毛剤を長年使っているけれど、全然毛も生えてこないし、どうにも思うような結果が出ないという場合があります。
自分に合わないのかと、いろいろな育毛剤をハシゴするように使い続け、結局何種類も試してみたけれど満足が行かなかったというケースもあるかもしれません。
髪の毛の状態を若い頃からきちんとケアしている人は少なくありませんし、そうした人は生活習慣が乱れているわけでもなく、毎日出来る限り気をつけて食生活を送っている場合も多いものです。
適度に運動をしたり、なるべく睡眠を取るようにしたり、紫外線対策などにも気を付けたりしているのに、どうしても薄毛や抜け毛が進行してしまう傾向にあるという場合には、AGAを疑ったほうが良いでしょう。
育毛剤でAGAによる薄毛の進行を止めることは、残念ながら難しいのが事実です。
AGAはれっきとした病気であり、病院で必要な治療を受けないと改善出来ないケースもあります。市販の育毛剤で自力でなんとかしたいという気持ちはわかりますが、ある程度段階で意を決する必要はあるかもしれませんね。
どうしても結果が出ない場合は、専門のクリニックをチェックしてみましょう。
もちろん、思うように結果が出ないからと言って、すべての人がAGAというわけではありません。きちんと検査を受けてみないと何とも言えませんので、まずは確証を得てから正しいケアをすることが重要です。
AGAが原因だと普通の育毛剤じゃ効かない
AGAは男性型脱毛症という名称の通り、男性特有の病気になります。
男性には男性ホルモンであるテストステロンが分泌されていますが、このテストステロンが酵素によって違う物質に変換されると、その影響で頭髪に影響が起こる病気です。
ただ、病気と言っても生命には関わりませんので、そこは不安になる必要はありません。
でも、薄毛が進行してしまうことでQOLを著しく損なうようであれば、やはり治療に向けて努力をするのが一番適切でしょう。
一般的なAGAの症例は、頭髪が薄くなり、逆に体毛は濃くなるという症状です。
原因は遺伝の影響がとても大きいと考えられていて、まだ症状が起こっていない段階で事前に検査をすることも可能です。
将来の自分のことを検査するのは勇気が必要かもしれませんが、知っておくことで早い段階から対策をすることが出来ます。
もちろん、発症を抑え、進行を遅らせることも出来る事がわかっています。
現在は、永らく不明だったAGAを起こすホルモンの働きも解明されています。健康な状態で生涯過ごすことも出来る確率が高いのですから、きちんと向き合う姿勢が大切ですね。
育毛剤博士
AGAは男性ホルモンのテストステロンの影響で起こる病気じゃな。
病気と言っても生命に関わるようなことじゃないが、一般的な症例としては体毛が太く濃くなり、頭髪が薄くなるという症状が多いんじゃ。
遺伝の影響が非常に大きく、事前に検査出来るので若いうちから早めの対策をすることで進行を抑制するべきじゃな。遺伝的要素があっても発症を遅らせることで、生涯自分の髪の毛を守る事も可能なのじゃ。
AGAを起こすホルモンの働きはすでに解明されておる。具体的には5αリダクターゼという酵素の働きを抑制すれば髪の毛が抜けるのを防ぐことが出来るのじゃ。
AGA以外の育毛剤が効かない理由
ストレスが影響する場合
もし、育毛剤が全く効かないくて、AGAの検査を受けても該当しないと言われたらどうでしょうか。
何が原因なのかさっぱりわからないという状態にも思えますが、実は身体に強いストレスを抱えている場合に、育毛剤の効かない薄毛が進行するケースがあります。
ストレスと言うと現代ではまず精神的なストレスを思い浮かべる人が多いですが、それ以外の肉体的なストレスを感じている人も、自律神経のバランスが乱れて薄毛になる場合があります。
または肉体労働など過酷な環境で毎日働いている人や、ヘルメットをかぶっているなど頭皮環境にストレスがかかっている人なども該当します。
この場合には、高品質な育毛剤を使用していても、薄毛や抜け毛を改善することが難しい場合があります。ただ、こちらは遺伝的な要素はないので、環境が変われば改善出来る余地があります。
あまりにも長い間同じようなストレスを受け続けると、結果的に薄毛が治らなくなってしまう場合もありますので、とにかく早く気付いて少しでもストレスを軽減させる努力と工夫をしたいですね。
育毛剤博士
AGAではなく育毛剤が効かないという人は、身体に強いストレスを抱えている事が考えられの。
日常的に肉体的なストレスを感じている人、精神的なストレスに晒されている人は、自律神経のバランスが乱れて頭髪に悪影響が現れるのじゃ。
昔から強い悩みを持つと薄毛や脱毛が起こることは経験的に知られていた事じゃが、その状態じゃいくら高品質な育毛剤を使用しても薄毛や抜け毛を改善することは難しいのじゃ。
食生活が影響している場合
一般的には、多少食生活が乱れたくらいでは薄毛や抜け毛にはなりませんが、慢性的にビタミン類やミネラル類が不足する生活をしている人は、頭髪に悪影響が及ぶことが解明されています。
特に喫煙者や過度なアルコールを日常的に摂取している人、偏った食事やインスタント食品、ジャンクフードばかりを食べている人は髪の毛に悪影響が出ます。
自分ではどうにもしにくい原因が多い中で、これだけは自分で対処出来る内容ですから、耳が痛い人は早急に改善しましょう。