癌発生のメカニズム

昔に比べて、癌という病気への人間の対抗技術は格段に進化しました。
今や癌も決して治せない病気ではないと言われています。

 

でも、やはり生命に関わる重い病気であることに変わりはありません。そもそも私たちが誰でもなり得る癌という病気について、誰もが充分な知識を持っているとは言い難いですね。予防の面から言っても、癌発生のメカニズムについて基本的な知識は身につけておきたいものです。

 

・癌はコピーミス

癌は何故起こるのかと言えば、私たちの体内で起こるコピーミスが原因です。

 

人間は60兆個の細胞で出来ていますが、それほどまでにたくさんの細胞のひとつひとつが、常に新陳代謝を繰り返し、寿命を持って入れ替えを行っているわけです。

 

肌のターンオーバーもそう、内蔵もそう、人間の細胞はひとつひとつ、元の細胞の情報からコピーを繰り返して90日から120日の間に生まれ変わります。

 

その時に、新しくコピーされた細胞がコピーミスを起こしてしまうと、本来の細胞とは違った癌細胞へと変化してしまうのです。

 

・癌細胞は毎日生まれる

新しい細胞が情報を間違って読み取ってしまうというコピーミスは、何も稀に起こるような珍しいことではありません。癌細胞は健康な人でも毎日生まれますし、間違った細胞が間違った情報を持ったまま成長しようとしているのも事実です。

 

でもそれが癌という病気として発症しないで済んでいるのは、その間違った細胞を駆除する仕組みがきちんと体内に備わっているからなのです。

 

・リンパ球が駆除してくれる

体内で間違った情報を持つ細胞は、血液の中にいるリンパ球によって1つ残らず駆除されます。

 

そのためにリンパ球は常に血液に乗って体内をすみずみまで巡回し、間違いを見つけると同時に即座に駆除するように出来ています。

 

この仕組が正常にはたらく限り、私たちはコピーミスから癌を発症せずに済みます。
でもその能力を癌細胞の勢いが上回ってしまった時に、癌という病気が発症してしまうのです。